(向こうに行った途端・・・ やられたってことか・・・?
いったいどれほどの・・・!)
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前回カグヤの骨にやられ
ボロボロに崩れ去ったナルトの姿
カグヤの時空間に見事
侵入したオビトとサクラ
サクラ
「わたしが頑張って先導しなきゃ・・・!!
それに私だって・・・
ナルトみたいに頑張らなくちゃ!」
ボロボロに崩れていた
ナルトの体がボンッ!と消える
カグヤの共殺の灰骨でやられたのは
影分身ナルトだった
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【氷の世界】
影分身ナルト
「!!」
氷の世界に残ったナルトたちも
砂漠世界の影分身のナルトがやられた事で
向こうで何があったか気付く
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【ナルト回想】
オビト
「何があってもサスケを
見つけて連れ帰って来る
ナルト・・・
そしてサクラと言ったな?
オレの体に触れておけ・・・
いつでも別空間へ飛べる様に」
ナルト
「ナルト一体連弾!!」
オビトの体に触れている
サクラ、分身ナルト
カグヤが時空間に侵入する瞬間
神威を仕掛けるオビト
分身ナルト、サクラとともに
時空間に侵入する事に成功する
だが、後から向かっていた本体ナルトは
結局入ることが出来なかった
ナルト
「くそっ!!」
侵入した3人
オビト
「神威が上手く機能したようだな」
黒ゼツ
「!」
オビト達の気配に気付く黒ゼツ
分身ナルト
「気付かれてるってばよ!!
オレがが注意を引きつけっから・・・
その間に2人隠れててくれ!」
オビト
「今度はオレ自身の
時空間に逃げるぞ!
サクラ、お前も来るんだ!」
オビト、サクラは神威空間へ
そこにカグヤがやって来る
黒ゼツ
「貴様の分身も・・・
チャクラ切れのようだな・・・
つまり今のお前が本体か?」
つまり、カグヤの時空間に入っていたのは
本体ではなく分身の方だった
【回想終了】
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【氷の世界】
多数の分身ナルトと
カグヤが向きあう
黒ゼツ
「全て影分身だったとはな・・・
騙されたぞ」
ナルト
「へへ、やっと気づいたか?
本体はオレだってばよ」
ナルト
(あっちの空間に行かないように
こっちで引きつけとかねーと・・・!)
カグヤに突っ込んで行くナルト
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【砂漠の世界】
サクラ
「はあああああ!!」
オビトにチャクラを
分け与えるサクラ
サクラ
(私のチャクラ・・・
ありったけをアナタに・・・!!)
百豪の術の紋様が
オビトの身体を包んでいく
カグヤの空間を神威でこじ開けるオビト
天照のように眼から血が流れ出る
オビト
「この時空間・・・
とんでもなく遠い・・・」
オビト
(カグヤはこんな事を
瞬時にやってのけるのか・・・
いったい奴は何者なんだ・・・!?)
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別の空間への入口を
こじ開けることに成功するオビト
そこに映るのは【溶岩の場所】
サクラ
「ここは・・・さっきいた場所!?」
オビト
「ここにはサスケを感じない・・・」
ズキンッ!!っと痛みが
オビトを襲う
思わず眼を閉じるオビト
サクラ
「大丈夫ですか!?」
オビト
「・・・次だ!」
サクラ
「・・・はい!」
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【氷の世界】
分身ナルトたち
「うわぁ!!」
分身ナルトカグヤに
吹っ飛ばされ消える
その時
カグヤが時空間を開こうとする
黒ゼツがそれを引き留める
黒ゼツ
(母さん・・・
時空間はそう簡単に
開かない方がいいよ・・・
サスケに近づかれちゃうよ・・・)
カグヤ
「・・・」
時空間を開くのをやめるカグヤ
黒ゼツ
(もう分かってるじゃないか・・・
ナルトの本体は・・・
あの求道玉がついた奴だ!!)
カグヤが本体に向かって行く
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【砂漠の世界】
サスケが砂漠を歩いている
サスケ
「確かに・・・
この辺だったと思うが・・・」
サスケ
(間違いない・・・
少しの間だが・・・
ナルトのチャクラを
はっきりと感じた・・・!)
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【サクラサイド】
別な空間をこじ開けるオビト
次の瞬間
大量の酸がサクラたちに降り注ぐ
オビト
(酸の海・・・!!)
オビトを掴むサクラ
急いで避けるが
サクラのベストと右腕に
酸がかかってしまう
サクラ
「・・・!!」
右袖とベストが
どんどん溶けて行く
急いでベストを脱ぎ捨て
右袖を破るサクラ
それでも間に合わず
右腕にケガを負ってしまう
オビト
「大丈夫か・・・?」
サクラ
「わたしは・・・大丈夫
これぐらい平気・・・」
オビト
「医療忍者だったろう・・・?
傷の治療を終えるまで待とう
それにこの場所も違うようだ・・・
少し休憩するか」
サクラ
「忘れてください・・・」
オビト
「!!」
オビトの肩に触れるサクラ
サクラ
「ナルトがくれたチャンスを
無駄にはできません!」
オビト
「だがその傷・・・
すこし休んだ方が・・・」
サクラ
「私たちのチャクラでもギリギリ・・・
ですよね? 続けましょう」
オビト
「・・・
【つまずきそうになったら
助けてあげたくなる】
・・・だったか?」
サクラ
「?」
オビト
「よし、次だ!!」
サクラ
「はいっ!!」
オビト
「神威!!」
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次の空間をこじ開けると
そこにはサスケの姿が!!
サクラ
「サスケくん!!」
オビト
「こっちだ!!」
サクラ
「サスケ君こっちよ!!
急いで!!」
サスケ
「!!」
穴に気付き駆け出すサスケ
オビトにズキンッ!と痛みが走る
サクラはフラフラしている
サクラもオビトも限界寸前
オビト
(くそっ・・・!)
サスケを目前にして
入口が閉じてしまう
サスケ
「!!」
サクラ
(サスケくん!!!)
サクラ
「はあああああああ!!」
サクラ
(っしゃああんなろおおーー!!)
再び大きく入口が開く
急いで走るサスケ
オビトにズキン!!っと痛み
そして穴が閉じてしまう
サクラ
「サスケくん!!」
オビト
「くそっ・・・!!」
サクラ
(そんな・・・)
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フラッっと後ろに
倒れそうになるサクラ
サスケがガシッっと支える
サクラ
「!?」
オビト
「いったいどうやって・・・!?」
サスケ
「オレの能力だ
一瞬で離れた物体の位置を
入れ替えることができる・・・
距離の制限はあるがな・・・
だがおかげで助かった」
サスケはサクラの脱ぎ捨てたベストと
自分の位置を入れ替えた様子